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コーチ 加寿 明(かず あきら)
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コーチング発見伝共育コーチング研究会のメンバーによるリレーコラムからの転載です。
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コーチング発見伝 の第5話から先は 直接ご覧ください直リンク
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2007年02月14日

コーチング発見伝(第4話)「ライフスタイルを見直す」

昨年から、ライフスタイルを見直しています。

環境問題やロハスとかを特別に意識しているわけではありませんが、結果として健康にも、環境にも、家計にも優しくなっていると思います。


私の住む群馬県は、全国でも有数の自動車王国、一家に一台とかいうレベルではなくて、一人一台が当たり前です。逆に、群馬県の自転車保有率は年々減っています。

私と妻も2人家族で2台の自動車を所有していました。ほとんど自宅兼仕事場にいることが多いですし、このところ遠出は電車や夜行バスを利用するようになり、2人合わせて年間の走行距離が数千キロという状態です。(ちなみに広告代理店時代は、私一人で年間1万5千キロから2万キロも乗っていました)

昨年の春先、まず私から30分以内は自転車で行くように心がけ、夏には妻と2人で少し性能のいい自転車を買いました。天気のいい日は夫婦でサイクリングをするのですが、

自動車に乗っては気がつかないこと(道路の勾配、裏通りのお店、道端の花、空気の匂い…とか)に気づくことが多くなりました。

何よりも自動車に乗っていては知れない世界を発見することができました。

いつの間にかサイクリングネットワーク(自転車道路網)が整備され、利根川から江戸川の河川敷をつなげて、群馬からディズニーランドまで行けるようになっていました!(まだ一部未開通?)

⇒群馬県ホームページにて紹介

⇒こちらのホームページで、気持ちいい走りの疑似体験ができます。

また、前橋と桐生を結ぶ上毛電鉄は朝のラッシュ時以外は‘無料で’‘そのまま’自転車が積み込めることも知りました。

先週は、妻と私の2台の自動車を下取りに出し、中古自動車を1台買いました。(地域の性格上、自動車が1台も無いわけには行かないので・・)

いよいよ2人で自動車1台、自転車2台の新しい生活の開始です♪

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2007年01月01日

コーチング発見伝(第3話)「未来をイメージする」

2007年、最初の担当は、加寿 明です。

21世紀に入って早くも7年目、新しい年にふさわしく、未来について思いを馳せてみませんか?

さて、ここで質問
「あなたは何年先の未来まで、イメージできますか?」

半年後、1年後、5年後、10年後、20年後・・・・
中には、今日のことしか考えられないという人も、10万年後の自分の姿がイメージできる(ビックリ!!)人もいます。

なぜでしょうか?

「なぜ」の答はさておき、映画や小説では、どのくらい未来について表されているのかを発見して見ましょう。

有名なところでは「2001年宇宙の旅」(映画と小説)があります。1968年に初公開されたこの作品では、33年後の未来を描写していました。続編として「2010年宇宙の旅」(映画と小説)⇒「2061年宇宙の旅」(小説)⇒「3001年終局への旅」(小説)へと、続きます。

時間を扱った作品で有名なのはH・G・ウェルズ原作の「タイム・マシン」(1960年と2002年に映画化)。1895年に出版されたこの作品では、80万2701年後から、さらに超未来へ、地球が滅びる寸前の黄昏にまでタイム・トラベルします。

その「タイム・マシン」刊行100周年にH・G・ウェルズの遺族公認続編として出版されたのがスティーヴン・バクスター著「タイム・シップ」(これは大傑作!)。1895年⇒80万年2701年後⇒65万7208年後⇒5000万年前⇒100万年後と、ほとんど「時間の大盤振る舞い状態」でタイム・トラベルします。

そういえば「2001年宇宙の旅」の原作者アーサー・C・クラークの小説「都市と星」の舞台は10億年後(!!)の地球でした。

ここまで話が大きくなると、目眩がしてきませんか?

「そのくらいでは甘い、究極の遠未来を味わいたい」という方(いるかな?)は、「2000年〜未来 宇宙の主な出来事年表」をどうぞ。2000年⇒10の100乗年後までの年表が見られます。


遥か未来を見た目で、現在を、自分を、周りを、見直してみると、どんな風に見えますか? 

時にはこんな経験も、いかがですか?

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ぐんちゃぷメルマガ(日本コーチ協会 群馬チャプター通信)第55号(2006年12月15日発行)より転載させていただきました。

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【1】コーチングコラム「加寿明さん」
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「見方を変える」
                           加寿 明

10月末にオープンしたイオン高崎ショッピングセンターに行ってみました。

おそらく田んぼか畑だった空間に忽然と現れた巨艦のような姿に、一抹の違和感を覚えましたが、平日の午前中なのにメイン駐車場がほぼ満車という人気の秘密が、中に入ってひと目で分かりました。

中は、ひとつの街のようになっているのです。

広い散歩道があり、スーパーからディープな専門店までの様々なお店があり、映画館があり、ベンチがあり、吹き抜けの空間があり、寒からず暑からず、快適に安全に楽しく過ごすことができます。

私は、「これでは中心地区の商店街はいよいよさびれるな。時代の流れなので仕方がないのかな・・」と思い、寂しい気持ちになりかけました。

そこで、自問自答を

質問 「中心商店街にあって、イオンにないものは、なんだろうか?」

眼をつぶって質問を投げかけると、たくさんの答えが湧いてきました。

アーケードを吹き抜ける風、店先で日向ぼっこをするお婆さん、ベンチに寝そべる野良猫、店先の犬、夕暮れに飛び交う蝙蝠、

路地裏に植えられた花、生活の匂い、川のせせらぎ、季節ごとの催しと賑わい、肌で感じる四季の移り変わり、アーケードから落ちる雨滴・・・

まだまだあります。

物質的な豊かさと、お金で得られる自由の究極形のように思われるイオン高崎ショッピングセンターと、全国で唯一映画館のない県庁所在地として、訪問者が減り続け、空き店舗が増え続ける前橋中心商店街、

勝ち組・負け組みに代表される競争社会の論理では優劣は歴然としているようですが、見方を変えると、また別の価値が見えてきます。

欲張りかもしれませんが、便利さと何でもできる自由さに感謝しつつも、ゆったりした時間の流れを、四季の変化を、古きよきものを大事にする心を忘れないでいたいと思います。

「路地裏の長屋住まいの、(聴き上手の)ご隠居さんのようなコーチ」 

将来は、そんなコーチを目指すのも・・・いいかもしれませんね♪
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2006年11月15日

コーチング発見伝(第2話)

今日の担当は、加寿 明です。

先日、久しぶりに高校時代の友人に会いました。 

大学卒業後商社に勤め、転勤を繰り返しながらも一つの会社に勤め続け、30才で家を建てるなど、堅実な人生を送っている友人と、

在学中に学生起業をし、自営業⇒会社勤務⇒会社経営⇒会社勤務⇒コーチとして独立と、公私ともに変化に富んだ経歴の私とは、


まったく正反対の人生を歩んできたとも思われます。
 

そんな二人が、なぜ、こんなに長く付き合い続けられているのでしょうか? 

今回の再会の私の側のテーマは

@早期退職した友人の、セカンドライフのコーチをすること


A数十年付き合い続けた理由をあらためて見直すこと

の二つでした。 

話し始めて10分ほど経つと、Aの理由がなんとなく分かってきて、愕然としました! 

友人の特徴として、

話題がコロコロ変わる、新しいことをするのが好き、飽きっぽい、じっとしているのが苦手、

何よりも自分のアイディアを大事にする、聞くより話すほうが得意、夢が大きくあまり現実的ではない、等々、

典型的なプロモーター、その上一番の強みは着想力

・・・なんと!私と同タイプだったのです。(※注を参照) 

「数十年付き合って、今さらなんだ(怒)」と言われるかもしれませんが(笑)、

あまりにも付き合いが長すぎたため、表面の違いにとらわれすぎて、当たり前のことが見えなかったようです。 

コーチングを学んだおかげで、この友人との関係も
新しい局面と可能性が見えてきたようです。

※注:プロモーター等、タイプ分けについては下記のサイトでご覧ください。

http://www.test.ne.jp/inventory/type_exp.html

S

2006年09月29日

コーチング発見伝(第1話)

今日の担当は、加寿 明です。

はじめに 

コーチングとは「新たに創り出されたもの」ではなく、昔から在った人間関係の知恵や心理学・精神分析学などから、「改めて発見され、体系的にまとめられたもの」だそうです。

そして、特にコーチングを学ばなくても人間関係の知恵があり、まわりの人の能力を引き出すことが得意な人を「ネイティブコーチ」といいます。

リレーコラム執筆にあたり、この機会に自分の人生をふり返り、いろいろな局面で出会った「ネイティブコーチ」達や「コーチングの種」を、改めて「発見」してみようと思います。

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コーチング発見伝(第1話)
『ぼく』
(男性、12才、小学校6年生)

S君はもうすぐ小学校卒業の男の子です。担任のY先生は、40代のおばちゃん先生、S君は時々宿題も忘れるし、友達とけんかもする普通の小学生。

でも、なぜかY先生はS君のことを「ぼく」「ぼく」と呼んで、可愛がってくれます。

なぜでしょう? S君は、いつも不思議に思っていました。

その謎は、卒業間近な最後の授業で解けました。

最後の授業の時、Y先生はみんなの前でS君に言いました。


「先生はね、ぼくが授業の時『そうか〜』とか『わかった!』とか『そうなんだ…』と言ってくれることで、とっても励まされ、勇気づけられたんだよ。

先生だって、つらいことも有ったけど、ぼくのおかげで1年間乗り切れた。ぼく本当にありがとうね♪」

その時のS君には、何でそんなに先生がよろこんでくれたか、分かりませんでした。

その後、S君が大人になってコーチングを学んで、S君がY先生に無意識にやっていたことが、コーチング・スキルの「アクノレッジメント(承認)

・・・相手の存在を認め、それを相手に伝えること」だったということが、初めて分かりました。


子どもの頃のS君は「ネイティブコーチ」だったのでしょうか 

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Y先生は残念ながら半年前に90才で亡くなられましたが、亡くなられる直前までクラス会にお呼びし、S君ともクラス仲間とも仲良しでした。

大人になったS君談
「先生でも大人でも子どもでも、ほとんどの人は承認されることを求めているのだと、あらためて思いました。また、子どもの時に自然にできていたことが、大人になるとなかなかできないことにも気づきました」

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