S1対1コーチング(女性営業職)の事例 |
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「群馬県在住のKさん」こと、加寿のコーチング事例が紹介されました。
(守秘義務のため、匿名で一部を事例としてご紹介させていただいています。) |
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━ [ Vol.335 1/18/2006 ] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
WEEKLY COACH
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「コーチングはクライアントの真の姿を映す鏡」 桜井一紀
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私はコーチ・トレーニング・プログラム(CTP)のスペシャルクラス、
「ケーススタディ」のクラスコーチを担当しています。
今月のクラスの中で実際に扱った1on1コーチングの事例を、
ご本人のご了承のもとに、ご紹介したいと思います。
クライアントは、40歳の女性、婦人服の営業職。
新しい店長とうまが合わないことがきっかけで、1対1のコーチングを受け始める。
1年半後の現在、店長とのコミュニケーションは飛躍的に改善され、
営業成績は全国の営業職600人中の300位から20位へと躍進。
昨年末、その店長の転勤の際に
「君と一緒に仕事ができたことは人生の宝」とまで言わしめた。
このクライアントをコーチしたのは群馬県在住のKさんです。
Kさんは、50代の男性。
2003年9月からCTPに参加。現在は学習塾を共同経営する傍ら、
プロのビジネスコーチとして活躍されています。
Kさんにこのコーチングのポイントは何だったのかをお聞きしてみました。
「コーチングをはじめた当初は、30分のコーチングセッションのほとんどが愚痴だったのですが、
3ヶ月目ぐらいから変化がではじめました。
まず、愚痴を言わなくなりました。」
きっかけは何だったのですか?
「彼女は、上司に対する不満から、会社を辞めて独立したいと
言い続けていました。ところが、コーチングを続けていくと、
独立したいという気持ちは、単なる不満からではなく、
自分自身のもともとの価値観に基づくことがはっきりしていったのです。
そして、彼女は2年後に独立をするという現実的な目標を決めました。
自分はもともと経営者になりたいと思っていた、
ということを再認識したことが、今の仕事に対する視点を大きく変えたのです。
そこからの彼女の行動の変化は目覚しいものでした。」
どのように行動が変化していったのですか?
「実は、その店長に代わってからお店自体の業績は少しずつ伸びていました。
うまが合わないとはいえ、自分が将来は経営者になるという視点で
店長を見れば、当然学べるところがあるわけです。
業績主義を徹底させている
ほんの少しでも数字があがれば声をかけてくれる
従業員に対して公平である
、、、
学べることをリストアップすると、ノートがいっぱいになりました。
次に、彼女はこの一つ一つを部下から上司への承認として
店長に伝えていきました。それが二人の関係を変えていく
きっかけとなったのです。
彼女は自分が本当にしたいと思っていることにあらためて気づきました。
それが彼女の仕事への取り組みを、すべてにおいて変えました。
自分の人生は自分が選ぶという立場に大きく変わったのです。」
自己認識が高まることによって行動の選択肢は広がります。
自分が何を思っているのか、何をしているのか。
自分のことを知れば知るほど、自分にできることが見えてくるのです。
今の自分のあるがままの姿をはっきりと見ることができれば、
次にとることができる選択肢は自ずと広がるのです。
コーチングはクライアントの真の姿を映す鏡です。
それが、コーチをつける意味なのだと思います。
■発行 株式会社コーチ・トゥエンティワン
■発行人 桜井一紀 ■編集 柏原 純
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「群馬のKさん」・・その後
モデルとなったクライアントは、しばらくスランプだったのですが、あるきっかけから一段とやる気になっているので、「今年中にbPになってもらって、一緒に本を書きたいな」と思っています。
部下から上司に対するコーチングによる働きかけをコーチング・アップと呼びます。キャリア・アップしていく人は、少なからずコーチング・アップを行っているものです。能力の高い人は、仕事ができるだけではなく、コーチングアップもうまいのだと思うのです。
モデルとなったクライアントも、いつの間にかコーチング・アップの達人になっていました。
コーチの仕事は、本当に夢とやりがいがあり、大好きです! |
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